2015年 10月 14日
アメリカでの料理教室 ~メキシカン~今日は、ESLで仲良くしていたレティがメキシコ料理を教えてくれると
言うので、お家へお邪魔しました。
在米10年以上、メキシコから仕事を求めアメリカへ移住してきている
メキシカンは大勢。決して経済的に余裕のある家庭ではなく、
市から子供達のスクールランチの助成を受けているほど。
そんなレティ、午前中はESLで英語の勉強、午後は孫をプリスクールへ
迎えに行き世話をして、夕飯の支度を終え午後4時から午前12時まで
清掃の仕事へ。そんな忙しい毎日の中、時間をつくってくれて本当に
感謝してます。
最初に作ったのがメキシコの伝統料理、Pozoleと言うジャイアントコーン
が入ったスープ。スープは鶏肉と、玉ねぎ、オレガノ、ローリエを煮込んで
用意してくれていました。
本来は赤い色のスープだそうです。ただ、レティが作るのはこのグリーンの
もので、ほうれん草、シアントロー(パクチー)、にんにく、などを
ミキサーにかけてそれをスープに入れます。その後で、ジャイアントコーン、
スープに使った鶏肉をいれて煮込みます。鮮やかなカラーとその爽やかな
味!ジャイアントコーンのもちもち感が最高でした。
そのスープを作っている間にもなんと手際のいいことでしょうか、
写真を撮っている間に次々と5種類のディップソースを作ってしまいました。
とうがらしも、同じようにみえるけど種類の違う物を炒って、グリーントマトと
ハラペーニョを水煮してグリーンのソースに。赤いソースは普通のトマトと
これまたハラペーニヨを水煮して、ライムや塩だけで味付けしただけ。
そして感動したのはコレ!
メキシコから持って来た土鍋で豆をぐつぐつ炊いてくれていました!
金時豆の感じですが、甘くなく薄い塩味のみ。蓋からたまに沸々と
中の水分が吹きこぼれております。ふっくらお豆、いつもメキシカンファースト
フードで食べる豆とは全くちがいます~。かなりかわいいこの土鍋。
本気で欲しイ・・・。
そしてタコスの中身の肉を炒めたり、付け合せの野菜を切って
あっという間に2時間半経過。毎日、食事の準備をするのに3時間
かかると言ってました。簡単そうで実はとっても手間のかかる料理
なのですね。
↑
これも美味しかった!トルティーヤをフライパンで焼いてマッシュポテトを
挟みます。半分に折って両面パリパリに焼いた後、レタスとチーズ、
お好みのソースを入れて食べます。ホクホク、皮はパリパリ!おやつにも
出来きそう~^^
3種類のタコスも完成~。今まで食べていたものは何だったのか。
やはりソースが決め手ですね。お皿に乗っているラディッシュと玉ねぎは
タコスを食べながらかじるそうです。お口がさっぱりします。
でも本場メキシコではあまりタコスは普段は食べないと言っていました。
何かのお祝いの時とかに食べるそうです。普段はとても質素な食事だそうで
今回、苦しい家計の中から沢山のお肉やカニータ(豚ブロックをホロホロに
なるまで煮込んだ料理、こちらは時間の都合上メキシカンストアで購入
してくれたそうです)など材料いっぱい使わせてしまった。
材料費を払うと言っても大丈夫!って。なんだか申し訳なくて何かお礼を
考えています。
ありがとうレティ!!